かっこいいと思うデザイン。素敵に見えるデザイン。これら見た目を重視することはデザインを構成する要素の中では重要なものです。
しかしデザイナーが手掛ける制作物は、アートである必要はありますが、アートで終わっていてはいけないものでもあります。デザインはアートに比べより私たちの生活に近い場所に存在しています。コップや蛍光灯、机、本や雑誌などなど、挙げればきりがありません。
それらは誰かが使うことを前提として作成されており、使いやすく、けがなどをしない、便利なものでなければなりません。人にやさしい、使いやすく分かりやすいデザイン。これがデザイナーがデザインを考えるうえで最も重要なことなのです。

紙媒体にしろWebにしろ、言葉は相手にものを伝えるためにとても重要です。しかし言葉だけでは分かりにくく伝わらない部分があります。
説明が複雑すぎて分かりにくく、文章が長すぎて読む気力を奪うこともあります。これらの問題点は図表やイメージ画像などを使うことにより、視覚的に分かりやすく相手に伝え、より理解を深めることができます。
また、文章が読みやすいレイアウトや文字サイズ、文字間、行間などもあり、伝えたい情報を相手にストレスを与えることなく伝えてゆく手法。これがビジュアルデザインの醍醐味です。図表やイメージ、文字のレイアウトや空白など、画面全体をデザインすることで全ての要素を引き立て、情報を受け取る方へ、“情報を発信する側の思い”をしっかりと伝えることができるデザインを私たちは制作しています。

ホームページや紙媒体の広告、冊子などに対しその良し悪しを人が判断する時間は約8秒間であると言われています。これは個人差もあるため一概には言えませんが、一目見て広告やHPに興味をひかれ、詳細を読もうと手に取り、先を読んでいくという判断が非常に短い間に行われているということです。
先ほどデザインは見た目ばかりではないという話をしましたが、この短い時間に興味を与え、先に書かれている重要な内容まで読ませるデザインを作っていく。「インパクトがあるデザイン」という言葉では収まりきらないほどの意識を持って、一目8秒で他を圧倒するデザインを作り上げています。

セットのデザイナーは、小手先の技術や見た目の良さだけではデザインを作ってはいきません。企画のプランナーなどと業種や社風を深く研究し、同業他社にいかにして勝るデザインを作ってゆくかを常に考えています。
ご依頼いただいたお客様の持っている強みや独特の雰囲気、伝えたい情報を的確にかつ分かりやすく伝え、その思いや気持ちがまるで実際に対面して親しく会話をして伝えているような感覚に陥るように、世界に1つのオリジナルデザインを作り上げています。
コンテンツの内容をしっかり理解し、様々な情報を頭に叩き込みながらデザインを作ってゆくことができる。これもセットの強みの1つと言えるでしょう

インターネット上には、いろいろな情報があり、既に作成された精度の高いテンプレートなどが山のように存在しています。また、印刷やWebでの技術も進んでおり、一昔前と比べると考えられないくらい手軽にデザインを作成できるようになってきました。
とはいえ、プロフェッショナルでなければ触れることのできない情報や技術というものは、まだまだたくさん存在し、また技術が進歩するたびに増え膨らんでいます。
同じ陸上競技でもマラソン選手が100m走で良い成績が残せるわけではないように、専門外の人たちでは太刀打ちできない技術やノウハウを駆使し、100mを9秒台で疾走するような圧倒的なパフォーマンスで最高のデザインをご提供します。